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2004年10月1日(金)
いま仙台での稽古会のため、会場の宮城県青年会館に着いたのだが、時間が早かったため、会場に付設しているレストランの"テラス"で、これを書いている。他にも本の校正2冊分を持っているのだが、ここでそれらの用件を措いてもこの随感録を書こうと思ったのは、このレストランのメニューにあった山ぶどうジュースを注文したところ、本当の山ぶどうで、これがアルコール抜きのワインのような味で、感動的なほど甘くなかったためである。きっと料理に合うだろう。現代これほど甘くないジュースをレストランで出すという事は珍しいと思う。是非今後もこの姿勢を続けて欲しいものだ。 以上1日分/掲載日 平成16年10月2日(土) |
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2004年10月3日(日)
何がどう作用したのか分からないが、2日の仙台での稽古会は最近になく体調が良く、稽古中も術理の説明に様々なたとえが口から飛び出し、それを聞きながら、また更に動きが進展していった。
そして今日3日は、午前中仙台での稽古。上腕部を中間管理職にたとえたりして、いろいろと解説する。 以上1日分/掲載日 平成16年10月4日(月) |
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2004年10月7日(木)
10月5日遅く、5日に渡る東北での旅を終えて帰宅。今回はこの留守の間に届いた郵便物を見る暇もなく持ち帰ったものの、整理やら、帰宅の翌日から連日複数は入っている用件への対応のやり方等を考えているうちに午前4時。久しぶりに約7時間、11時すぎまで寝て、ちょっと休めた感じはしたが、その分6日に出かけるまでの時間が少なくなってしまい大慌て。そこへ学研の椎原氏から電話。またまたナンバに関するムック本の企画で、どうしても協力して欲しいとの事。
そして、今日は蔵前の稽古会だが、その前に急遽入った面会というかミニ講座があり、明日は池袋のコミュニティカレッジ。ただ、その前に数年ぶりに梶川泰司氏と会う約束を東北旅行中に入れたので、いま凄まじい状態の道場の片づけをしなければならず、池袋の講座の後は、今回はいつものように喫茶店にも寄らず、新宿発の列車で山梨へ。 以上1日分/掲載日 平成16年10月7日(木) |
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2004年10月8日(金)
台風22号が接近しているが、私の身辺も既にその台風に巻き込まれているような状況。昨日7日は午後2時から10時頃まで、場所は3度変わったが、殆ど喋り詰めの動き通し。さすがに帰路は疲れがドッと出た。
起きてから、それなりにいろいろやったが、5時間あると思っていた用意の時間が2時間となると、実際はやる事の多さに振り回され、道場の半分ほどが動けるスペースになった程度。忽ち時間が経ち、光岡師を羽田空港に迎えに出ていたK氏から電話。先に自宅近くの自然食レストランへ行ってもらい、私は手足に絡みつくような諸々の用事に無理に折り合いをつけて合流。食事後、道場まで3人で戻り、技の話などをしているうち、梶川氏来館。 来週は15日の倉吉を皮切りに、16日四国、17日大分とまわるが、16日の四国松山は、団体のキャンセルがあり、かなり余裕があるとの事である。御関心のある方はどうぞ。 以上1日分/掲載日 平成16年10月9日(土) |
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2004年10月14日(木)
9日、台風22号直撃の予測の出ていた山梨県は、強めの雨以外は全く台風を思わせる風もなく、山梨県甲府市歯科医師会での講座は予想以上の方々に集まって頂いた。今回は2泊にわたって旧知のN氏宅に泊めていただき、大変お世話になった。この場を借りて深く御礼を申し上げたい。
そして昨日13日は、新しいナンバのムック本作成のためのインタビューと写真撮りがあり、その後すぐ、私はミズノ株式会社とミズノ・トラック・クラブ主宰による「アテネオリンピック感謝の夕べ」へ。 以上1日分/掲載日 平成16年10月15日(金) |
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2004年10月15日(金)
今日、夕方から倉吉である講演のため、いま現地に向かう"のぞみ"の車中でこれを書いている。これから大阪に出て、そこから倉吉には特急"はくと"に乗り換えて行く予定。
そういえば、本来なら今朝まで泊まっていた筈の、大阪の精神科医・名越康文氏の新著『キャラッ8』(幻冬舎刊)は、この本の売れない時に、凄まじい売れ行きのようだ。ご本人は未だに否定しているが、"時代の寵児"として大ブレイクは目前だろう。『アエラ』誌の「現代の肖像」にもそろそろ登場の頃だと思う。多分ここ何回目かのうちには、藤井誠二氏の筆で載ると思う。そこには私の語る「名医 名越康文医師」も若干の行数が割かれているだろう。もっとも、これは他人事でもない。昨夜は予定通りなら、名越氏は、今度は私がマナイタに載る「現代の肖像」のために「甲野善紀とはいかなる人物か」を、ライターのユン氏に語っていた筈だからである。それが出るのは、どうやら新潮社の足立女史の念力が利いてか、年明けになると思う。(来年の1月には、新潮社から私と田中聡氏の共著が出る予定なので…)
こんなふうに気楽に書いていたら、泣きたい気分も納まってきた。それは、"スーパーはくと"の車窓から見える、久しぶりに晴れ上がった秋空と海や松が見えるお蔭もあるが、どうも私は書くことが好きらしい。 以上1日分/掲載日 平成16年10月18日(月) |
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2004年10月16日(土)
昨日に続いて久しぶりに見る秋晴れの空のもと、朝9時すぎに倉吉を発ち、中国山地を横断して岡山に出、そこから更に特急に乗り換え丸亀に。ここから守氏の車で松山へ。直線距離なら百数十キロと思われるところが6時間近くかかったが、久しぶりに見た典型的な里山の風景と秋らしい中国地方と四国の山々に6時間も苦にならなかった。 以上1日分/掲載日 平成16年10月18日(月) |
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2004年10月17日(日)
昨夕、初めて大分県で行なった講習会と、その後の打ち上げも終わってホテルに入ると、光岡師から電話が入った。出てみると、後世に遺すため、近代武術史に新に刻まれるべき、一つの事実が確定したことを知らされ、しばし呆然とする。予感は、かなり強くあったが、事実は重い。今は、これしか書けないが、近いうちに事実を整理して書くつもりなので、ご容赦いただきたい。 以上1日分/掲載日 平成16年10月18日(月) |
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2004年10月19日(火)
10月18日に、この随感録で発表した「近代武術史に新たに刻まれるべき1つの事実」とは、近代になって中国武術の革命家と謳われた、意拳創始者、王向斎老師の高弟中でも傑出し、韓氏意拳を打ち立てられた韓星橋老師が逝去されたということである。
亡くなった方には力がある。 以上1日分/掲載日 平成16年10月19日(火) |
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2004年10月22日(金)
19日夜、台風23号に追われるようにして帰宅する。
19日夜、帰宅してみると、届いていた郵便物のなかに緊急に返事を出さねばならないものがあり、疲れてはいたが19日から20日にかけて2時間ほどの睡眠で諸用をこなす。さすがに20日は午後10時すぎに休み、約11時間寝たが、21日はいろいろと人が来て、最後に祥伝社の編集S氏と荻野アンナ女史を送り出した時は10時をまわっていて、いささかフラフラだった。(アシスタントをして下さったTさん、お疲れ様でした) 今日22日は『婦人公論』11月7日号が発売されたが、今回の号の特集「工夫しだいで介護は変わる」のなかで、私が3ページ写真入りで介護法の解説をしているので、御関心のある方は御覧になって頂きたい。 以上1日分/掲載日 平成16年10月22日(金) |
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2004年10月30日(土)
「塵もつもれば山になる」。ごくごく当たり前の事だが、最近このことが身に沁みて実感される。どう実感されるかと言うと、いまの私の忙しさについてである。今日24日も神田での講座。昼近くに家を出れば間に合う予定だったので、まだ3時間あると、9時前から気になっていた手紙を書き、それに関連した調べ物やら片づけをしていたら、忽ち家を出るまで後1時間。そこへ宅配便でゲラが届く。電話がある。FAXが来る。講座に持っていくものを揃えたりとしているうちにタイムアップ。 このことに関連して思い出したが、私に用件があって手紙を下さる方は、どうか電話番号も書き添えて頂きたい。番号が書いてあれば、すぐ電話できたものが、それを調べようとしているうちに1週間経ち、十日経ちという事が珍しくない。もちろん、私が住所録等を整備していればいいのだが、とにかく増え続ける連絡先に、とてもではないが追いつかない。それでも今度力強い助っ人を頼むことにしたので、住所録の件は何とかなりそうだが、ドンドン増えるので、やはり連絡先の電話は必ずその都度記入していただきたい。 と、ここまで書いてから、既に1週間。この間、世の中にはいろいろな事があったが、私も断続的に旅館に2度のカンヅメ。それも稽古会や講演が終わった後で籠もり、しかも、そのカンヅメ明けの夕方には自宅に人が来るという綱渡りの日程。世の中の混乱に関しても、私なりに書きたい事もあるが、状況があまりにも複雑なので、私もさすがにここでは書く事を控え、今は自分の内側にこれらの問題を向けて考えてみたい。
ただ、技は進展がある。特に、ここ10日ばかりの間の変化は、自分でもいぶかしく思えるほどだ。これらは一連の「追い越し禁止」からの進展だが、それらの基盤になっているものは、足裏の垂直離陸によるアソビのとり方。上腕の、特に三角筋にストレスを与えないこと。体幹の落ちにブレーキをかけないこと。 以上1日分/掲載日 平成16年10月31日(日) |
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